「TUNGFORCE」、浸透着々

 今年2月に「TUNGFORCE」と銘打ち、1000点を超える新製品を発表したタンガロイ。発売以降、そのキャンペーンの浸透とシリーズ拡充を着々と進めている。想定以上の販売を記録する製品も出始めるなど滑り出しは好調なようだ。木下聡社長に今後の展開などを聞いた。

タンガロイ 木下聡社長―TUNGFORCE発表後の反響はどうでしょう。 
 「ありがたいことに直角肩削りカッタ『ドゥーフォーストライ』などいくつかの製品では、目標を数か月で上回ったものもあり、滑り出しは好調だ。しかしこのキャンペーンは始まったばかり。まだまだ積極的に製販両面で拡販を強化していく」

―具体的には。 
 「製品面では更なる拡充を図る。数か月でサイズや刃先形状を増やす必要な製品など、課題も見えてきたので充実させていく。もう一つはあらゆるチャネルを通じ、ユーザーとの接点を増やしブランド浸透を図る」
 「方法としてネット、紙、人を通じた情報発信を強化する。TUNGFORCE製品を全て入れた総合カタログを発刊するほか、代理店や特約店へのセミナーなども積極的に行う。こうした継続した取り組みがファンづくりの全ての起点となるからだ」

―特約店向けの施策について詳しく教えて下さい。 
 「地域別や特約店別、ユーザー別のセミナーを各地で開いている。製品を見て頂けるようにキャラバンカーも作り、ご要望頂ければユーザーへ派遣するほか、必要に応じて技術者も派遣できる体制にした。人を介した取り組みを強化するのは、倍速加工を核とするTUNGFORCEのコンセプトは切削のプロに提案しないといけないからだ。そのために、ユーザーを熟知している特約店や代理店の力をお借りしたい」

―キャンペーンは好調ですが今後をどう見ますか。 
 「国内市場は大きくはならない中、ユーザーは生産性を高めたり、付加価値をつけたり、新たな加工を模索している。倍速加工というキーワードはユーザーに響きやすいし、まだまだ切削工具は生産性向上を提案できる余地は大きいと思う。とにかく、今年はTUNGFORCEの浸透に専念していきたい」

日本産機新聞 平成28年(2016年)6月25日号