次代の加工技術一堂

世界25カ国から444社・団体

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 工作機械や工作機械、工具などの最先端技術が一堂に介する「メカトロテックジャパン2015」(主催:ニュースダイジェスト社)が10月21日から4日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開幕する。国内外から444社・団体が出展し、最新の製品や技術を披露する。販売店にとっても、新製品や新規商材の情報収集、ユーザーと同行し商談の場として期待できる展示会だ。「自動車」、「航空機」などをテーマに各業界の最新動向を紹介する併催企画も充実しており、今後の営業活動に有益な情報が手に入る絶好の機会となる。

高精度の5軸、知能化の旋盤

   難削材工具、非接触の新型

 今年度の上半期は補助金や減税策が国内の設備投資を後押しした。日本工作機械工業会の4‐8月の内需受注累計は2691億円と前年を35%も上回った。下期についても花木義麿会長は「国内の設備年齢を考えると、更新需要は高く一定水準で推移する」とみる。
 販売店のメーン商材である機械工具も、経済産業省の生産動態統計によれば、4‐7月の生産累計額は1586億円と前年比7・1%増と堅調を維持している。

 そうした好調な市場環境のなか、今年国内最大級の工作機械見本市「MECT2015」が幕を開ける。2年に一度、名古屋で開かれる同展示会は今年で15回目を迎える。今回は過去2番目に大きい開催規模で、世界25カ国から444社が1915小間に出展し、来場者は8万人を見込む。
 出展製品では、昨秋の「日本国際工作機械見本市」で発表された機械や工具がさらに機能向上して登場するなど新製品255社、518点以上が出品される予定だ。また、中部地域の産業特性を反映し、「自動車」や「航空機」をテーマとした展示も多く見られる。
 工作機械では、自動車部品加工向けの専用機や、生産性の高い加工ラインを構築できる小型機が出品される。治具や機械要素部品なども自動車を意識した展示が多く見られる。切削工具では、航空機産業で採用されるインコネルやチタンなどの難削材向けや、高硬度材向けの工具が披露される。
 最新の機械や工具も見どころの一つだが、環境・安全機器や運搬機器、作業工具など現場改善に役立つ周辺機器も見逃せない。顧客の「困った」を解決してくれる商材が見つかるかもしれない。

 来場者の注目を集める企画展示やセミナーも見どころの一つだ。今回の企画展示では、「軽量化」がテーマ。実用金属では最も軽いが、加工上に難点を持つマグネシウム合金の新素材や最新の加工法を紹介する。
 セミナーでは、「自動車」、「航空機」、「軽量化」の3つをテーマとし、各業界や分野から有識者を招き、最新の動向について講演会が開かれる。トヨタ自動車の上郷工場兼下山工場長やボーイングジャパンの社長らが講演する。そのほか、出展者によるワークショップも会期中毎日開かれる。



  開催概要  
会期:2015年10月21日(水)~24日(土)※23日(金)は19時、24日(土)は16時まで。
会場:ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
入場料:1000円。事前登録者、海外来場者、学生は無料。
出展者数:444社・団体
主催:ニュースダイジェスト社
共催:愛知県機械工具商業協同組合
出展製品:工作機械、鍛圧、板金加工機械、射出成形機、工作機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、特殊鋼工具、超硬工具、研削砥石、研磨剤、油・空・水圧機器、歯車、環境・安全対応機器、CAD/CAM/CAE、ロボット、制御装置など。


日本産機新聞 平成27年(2015年)10月15日号